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段ボールの 基礎知識
段ボール とは?
段ボールとは、表と裏の平らな紙の間に、波型の紙を挟んで、接着剤で貼り合わせて作られた板紙のことを言います。
段ボールは商品の包装、梱包、緩衝材、運送、保管など様々なシーンで使われています。また段ボールのリサイクル率はなんと驚異の「約95%」です。水だけで繊維状に戻り、また新しい段ボールに生まれ変わります。とても「地球にやさしい」素材なのです。
段ボールの各名称
中芯
ダンボール内部にある波型の紙のこと。
衝撃の吸収と、圧力に対する強度を高める役割をしています。
ライナー
ダンボールの表と裏に使われる紙のこと。
強度の種類はC5,K5,K6,K7の順に丈夫になります。
段ボールの種類
片段ボール
中芯の片面にライナーを
貼り合わせたもの。
両面段ボール(シングル)
中芯の両面にライナーを
貼り合わせたもの。
複両面段ボール(ダブル)
両面ダンボールの片側に、片面ダンボールの中芯を貼り合わせたもの。
段ボールの歴史
段ボールは1856年にイギリスで、シルクハットの通風用、汗取り用として使用されたことが発祥とされています。現在のような段ボールは1800年代末アメリカで考案されました。
日本で、ボール紙に多くの段をつけることに成功したのは1909年のこと。製造者である井上貞治郎氏によって「段(ダン)ボール」と命名され、商品として売り出されました。
そして、戦後の高度成長後、ダンボールの需要は目覚ましい勢いで拡大し、それまでの木箱に替わって物流保護ケースの主流となりました。
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